JAPAN HOUSE Sao Paulo(ジャパン・ハウス サンパウロ)には自分の大好きな天才とうたわれた竹芸家の作品も展示されていますし、一度だけお会いした事のある伝説の竹職人の作品も飾れてています。しかし、何と言っても人気は竹のインスタレーションたちですぞね。
中央には四代目田辺竹雲斎さんの虎竹を使った迫力の作品が来場された多くの方の目を釘づけにしているのです。地名など話ても誰ひとりとして知らない小さな小さな虎竹の里にだけ成育する竹が、こうして地球の裏側にまで運ばれてきて恐らくはじめて出会った瞬間かも知れません。
実はホテルから会場に向かう道すがらに地元サンパウロで活躍するMarjorie Yamagutiさんという日系女流竹作家の作品があるのです。はじめてブラジルに来て、この竹の回廊を通ったものだから気持ちはヒートアップ、高揚感そのままに日本の竹展に向かいました。あとで話を聞くと、この方の活動もまっこと面白い。飛行機で30時間も離れているのに、きっと又出会うと確信するのです。
ジャパウハウス入り口脇にある屋外スペースに展示されている日詰明男さんの作品も目をひきます。これは一体どうやって製作されたがですろうか?かなり緻密に計算しないとこうは出来ないのではないかと思います。作家の情熱たるや凄まじいものを感じるがぜよ。
大分県別府市の川島茂雄さんの作品を拝見するのは二度目でした。昔からこのような大きな竹編みに取り組んで来られた竹芸家の方、以前お会いした時は製作中でしたので今度はゆっくりお会いさせていただきたいと思いながら拝見させてもらいましたぜよ。
このような大作の他にもジャパン・ハウス サンパウロでの「竹 ― 日本の歴史」展は見所が満載です。来月7月9日までの会期です、自分の竹の講演にも2000キロ、3000キロの彼方から飛行機で駆けつけて頂いたブラジルの竹人の方々がおられたとの事です。けんど、まっこと遠くからでも来た甲斐のある竹の展示です。是非一人でも多くの方にご覧いただきたいと思うちゅうのです。
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