今週は月曜日から青竹踏みの話ばかりで、いい加減にしたらどうぜよ?と思われちゅう方もいるかも知れません。けんど、止めませんぞね。日本中の皆様が、特に若い皆様が青竹踏みの良さに気が付いて毎日の暮らしの中に取り入れてくれるまでは止めるワケにはイカンのです。
青竹踏みには孟宗竹を使った普通のタイプと、少し細めの真竹を使った強力青竹踏みがあることをお話ししているかと思います。竹材の選別が非常に難しいことは知っていただいたかも知れませんが更に真竹を使う強力青竹踏み「踏王(ふみお)くん」は、身の厚みのある竹ではありますものの孟宗竹に比べるとやはり薄いのです。
自然素材は生きています。乾燥を良くさせていたつもりでも縮んだり、反対に広がったりするから大変です。製造途中でそのように変化する青竹踏みは、すぐに選り分けることができますが、展示している最中や、保管してある時、あるいはお客様のお手元に届いてから変化の起こる竹材もあります。
前にもお話しした事があるように思いますが、縮んでしまった青竹踏みはこんなに丸くなって、まるで加工する前の1本の丸竹に戻ったような感じぜよ。
こうなったらお客様には販売する事はできないし、もったいないにゃあ......。ところが、自分などはこのような形になった超超強力青竹踏みが大好きなのです。踏王くんよりも、更にピンポイントで足裏のツボにダイレクトにグッ!とくる痛キモち良さを知ってしまうと他の青竹踏みには戻ることができません、まっこと(本当に)何とも言えない踏み心地ぞね。
朝に使うと一日のスタートにキリッと気持ちが入るし、夕方頃のちょっと疲れが出た頃に踏むと元気が盛り返してくる気がします。風呂上がりの温まった足には血行がよくなるのかジンジンして後はスッーと疲れがとれるようです。
世間一般ではドリンク一本で気力、体力が復活するのだと思いますが、虎竹の里では青竹踏み一本で復活するのです。
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