更に続く、国産青竹踏みのこだわり

青竹踏み、超強力青竹踏み「踏王」


通常の青竹踏みは半割にしますので1個の竹材から2個の製品が加工できるのに対して、踏み王くんの場合には6:4の比率で切り割りしますので1個の竹材から1個の製品しかできません。驚かれるかも知れませんが、あの20メートル近い高さのある真竹でも普通の節間の竹なら、たったの2~3個しか製造できないのです。


青竹踏み、超強力青竹踏み「踏王」


だから、孟宗竹より更にシビアに竹を厳選して伸びの無い、節間の短い竹を選ぶことによって何とか1本の竹から4個程度を製造しています。それでも長い真竹のほんの一部しか利用できません、真竹も地域によってはかなり太い竹がありますので、大きさも頃合いが良く青竹踏みに適した素材となると竹を伐採する職人は四六時中アンテナを立てて見ているという事になるがです。


竹踏みの厚み


この竹の肉厚をご覧ください。もちろん、これより薄い竹材も当然ありますが、できるだけ竹の元の方で厚みがあって竹節は必ず2カ所に入るように切断します。これだけ材料を贅沢に使い、手のかかる竹踏み作りですから、実はもっと高額にせねば決して引き合うものではありません。青竹を使用していますので、これからの季節は天日干しなど商品管理をしっかりしないとカビが生えてしまう事もあります。


超強力青竹踏み「踏王」


こうして改めて考えてみても簡単なようで、まっこと(本当に)青竹踏みは手間暇かかる竹製品です。2001年から始めたインターンシップで地元の大学生が青竹踏みすら知らない事にショックを受けて、どうにかして竹を知らない世代の方にも気軽に手にしてもらいたい、ただただ、そんな思いで採算はひとまず置いておいて提供続けている製品なのです。


特に真竹製の踏王くんは皆様にご提供を続けていくだけでも精一杯、やれるだけはやりたいとチャレンジ精神にも似た気持ちで臨んでいます。


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