炭を食べる猿、アフリカのザンジバルアカコロブスの話をしましたので本日は自分が竹炭を食させて頂いた話をしたいと思っているのです。場所は福岡県にある官兵衛うどんさん、この地に店を構えて40年になる饂飩一筋に歩んでこられた地域に愛される名店です。うどんと言えば、うどん県とも名付けられた香川がまず思い浮かびますが最近は福岡もうどんが盛り上がっているとの事、飲み歩いた最後のシメにはラーメンではなくて、うどんと聞いているのです。
さて、官兵衛うどんですが、なかなかユニークなお店でもあります。店主の人柄かと思いますが看板の「うどん」の文字が逆さまになっていて、どうしてですか?と聞くと「ひっくり返るくらい美味しいから!」と答えがかえってきます。麺を打つのは、職人歴10年のアメリカ人のロブさん、ひたむきに麺と向き合う姿が人気で看板スターになっていると言います。
そんな店で竹虎の竹炭パウダーを使った竹炭うどんを出されているのですが、くろだビックリうどんが最高のインパクトがあり真っ黒竹炭うどんにイカスミのつゆを使った、まさに見たこともないような驚愕のうどんです。
黒いスイーツを作りたいというパティシエの方が、竹炭パウダーは無味無臭なのが使い勝手がよいと言われていました。竹炭は、このように食品の着色という形で少しづつ広まってきましたが、先のアフリカの猿に教わるように、こちらの官兵衛うどんさんでも体内の不純物を排出してくれるという機能性に着目されています。
この日は麺をしっかり拝見したくてザルうどんにしていただきました。竹炭入りの黒光りする麺と店主おすすめの緑色との二色麺ぜよ。緑色の麺は、この辺りで多く栽培されて特産でもあるブロッコリーを練り込んだブロッコリーうどん。
黒田官兵衛は軍師として全国に名を馳せた武将です。秀吉を天下人にしたのは官兵衛の力による所が大きかったのです、高松城の水攻めなども官兵衛ならでは最高の策略。その名を冠したうどん店、さすがに普通ではないのです。どちらもツルツルとのど越しが素晴らしく美味しく頂戴して、即軍門にくだりましたぜよ。
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