春は筍の季節でもあるがですぞね。孟宗竹は早掘りの筍が11月頃からあると言われますけんど、一般的には3月から4月にかけて出てきますので皆様のご家庭の食卓でも、すでに並んでいる事かと思います。
虎竹は淡竹(はちく)の仲間ですが、孟宗竹に比べると少し遅く4月から5月中頃までが筍のシーズンで、まだあまり目立って生えてはいません。もっとも、虎竹は大きくして虎模様の竹として価値のある竹ですので今まで筍は一度も食べた事はないのです。
さて、そんな季節になると沢山いただく事もある筍ですが一年中食べたいという保存食として用途もあって、その一つが干し筍。これは、一度茹でた筍を薄くスライスして竹ざるで天日に干して作りますが比較的簡単ですので是非トライしてもらいたいですぞね。
最近は、あまり見かける事は少なくなりましたが、前に台湾に行った時に大きな丸竹笊で干し筍を作られていて懐かしく見た事がありました。竹ざるでも良いのですが、このような時こそ竹虎のエビラ籠など使うと便利なのです。
茹ででアク抜きした筍の塩漬けというのも教えて頂いた事がありますぜよ。まさしく塩をまぶして保存用の容器に漬け込んでいくだけでしたが、こうして長期間保存できる食料としても役だってきたからこそ孟宗竹は中国から渡ってきて全国各地に移植され広がり、北海道や東北の一部を除けば日本中どこでもみられる代表的な竹となったのです。
この時の筍ご飯は美味しかったちや!孟宗竹のお茶碗にモリモリよそっていただいて、モチモチのご飯にコリコリ食感の筍をお腹いっぱい頂きましたぜよ。
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