竹虎四代目愛用の青竹踏みは市販されていません。なぜなら、販売できないB級品を使っているからなのです。しかし、無理に仕方なく使いゆうワケではありませんぞね、わざわざコレが好きで愛用しています。もっと言うなら沢山の中から厳選してさえいるのです。
竹虎では、もう何年も前から竹虎社員のアイデアで通常の青竹踏みだけではなく、細身で竹のカーブが急な上級者用の強力青竹踏み「踏王(ふみお)」くんを皆様にご愛用いただいていますが、竹は生きています。特に踏王くんは、細さが肝心ですので孟宗竹ではなく真竹を素材として使うちゅうのです。孟宗竹に比べると真竹は身が薄く沢山竹林から伐り出して製造する中には乾燥具合等によって作った後で縮んだり、反対に広がってしまう物も出てきます。
竹って小学校の時の物差しに使われていたのに...?
狂いのない素材ではないのですか?
そんなご質問をいただきそうですが、それは竹の上下の長さのお話しですぞね。長さについては全く変化はありませんが、やはり反ったりしますし今回の青竹踏みのように半割に近い状態で使う場合には竹の個性によって変化が起こります。ところが、その縮んで細い青竹踏みが更に細く丸まった形のものが足裏のツボにピンポンイトの指圧効果があり、たまらなく気持ちがよいのです。
縮まってしまったものはB級品として販売される事はありません。しかし、実は一度この気持ち良さを知ってしまうと反対にこれで無くては物足りなくなってしまいます。
足は第二の心臓と言われるほど体中の血管が集中しているのですが東洋医学では内臓の異常が土踏まずの反射区という所に表れると考えられているそうですぞね。だから、身体の悪いところがあれば、その箇所を青竹踏みで刺激すると痛みを感じるとも言われます。
青竹踏みを使い慣れない方は、普通のものでは足裏が「イタタタタタっ!」と言うくらい痛がる方もおられますので、そういう方は普通のものから慣らしていただかねばなりません。慣らし方も最初は壁に手をついたり、椅子に座ったりされて徐々にお使いいただくようにしています。まあ、さすが竹に囲まれて昔から使い慣れている竹虎の強者の間ならではの秘かな究極の青竹踏みなのです。