磨きの竹ヒゴで編んだ、真竹抱きまくら

竹抱き枕、竹虎四代目、作務衣


古い校舎で素晴らしい飴色になった竹抱き枕を発見した話題がでましたので、今年の夏に向けての新製品を少しご紹介したいと思うちゅうのです。


竹抱き枕は竹婦人(夫人)、筒枕などとも呼ばれて実は昔から夏の暑さを緩和させるための道具として作られてきたものです。日本だけでなく、いえむしろ日本よりも赤道に近い東南アジア一帯で使われていて、形も編み目もほとんど同じような竹細工を各国で見る事もできるのです。


現在の日本にはエアコンがありますので、夏の夜の寝苦しさを知る人がもしかしたら少ないのかも知れませんが、冷房が苦手な方もおられますし昔ながらの智恵を活用すれば設定温度を上げて節電にもなるのです。


真竹抱き枕六ツ目(磨)


竹虎で定番にしています六ツ目編みの抱き枕は、白竹をしっかり編み込んだタイプです。少しくらい力を入れて押してみてもビクともしない強さが持ち味でしたが、磨きの竹抱き枕は竹表皮部分を薄く剥いで肌触りの心地よさ、弾力のある竹のソフトさを追求した磨きタイプをご用意することにしちょります。


また、サイズは70センチでしたがもう少し長いものが欲しいというお客様の声にお応えして100センチの長さのものを準備しております。日本の夏は高温多湿、あのムッとするような熱気、ムシムシする梅雨時の湿気など本当に寝苦しいものですが、そんな熱帯夜を自然の感触で少しでも心地よく過ごしていただく心強い竹があるがぜよ。




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