休日の竹虎の工場には色々なものが乾燥のため広げられている事があります。「青物」と呼ばれる、竹素材をそのまま油抜きする事なく加工する細工は十分乾燥させているつもりでも高知の高温多雨の気候のせいかカビなどの品質管理に気を使わねばならない事が多いのです。
先日の三連休には青竹踏みがズラリと並べられていました。長尺物の竹を扱う竹工場は天井の高さと広さだけは十分にとってあるので、このような竹材を広げて乾燥させるのにも非常に好都合です。
こうして裏返してみると良くお分かりいただけますように青竹踏みには竹節を必ず二つ入れるようにしています。竹節は根元が間隔が狭く、ウラ(先端)は広くなりますので節の位置は様々ですが、強度を確保するためにこのような細かい配慮も実はされた竹製品なのです。
この竹節は、お客様がご使用されているうちにエアコンなど室内環境によって割れることがありますがご使用には全く問題ありません。製造過程でも自然にヒビが入る事がありますので薄い竹節部分を削り取る場合もありますが、本体部分に影響があるワケではありませんので何度か客様からご質問もいただく事がありますが、どうぞ安心してご使用いただきたいと思っているのです。
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