毎月の全社会議では休日に何をしているのか、最近あった楽しかった事、嬉しかった事などを話しあう時間を作っていますがベテランの社員の中には自宅の家庭菜園で野菜を作ったり花を植えたり、庭の草むしりをしているという話題が時々あがります。庭の草取りをしているだけで楽しいなどと聞くと可笑しく思われる方もいるかも知れませんが、実は結構土いじりというのは熱中できる面白いものだと言うのが最近少し分かってきました。
まあそれはさておき、そんな庭仕事で活躍しそうな竹製品が草取り椅子なのです。ガーデニング用品などでも色々な商品があるようでタイヤ付きの物もあったりしますが竹製のものは珍しいかも知れません。元々は苗とり椅子とも呼ばれて農作業用に昔から愛用されてきたものを現代風にアレンジした草取り椅子が編み上がってきました。香り立つような青々とした真竹の色合いが素晴らしいのです。
ところが、青竹の気持ちのよい色合いというのは本当に生鮮食品のようなものです。青竹で編まれた草取り椅子も1週間たつとこの通り、すぐに色合いは褪めていき落ちついた本来の竹製品の色に変わっていきます。
せっかくの色合いが消えてなくなったと思われるかも知れませんが、青竹の色合いは、ほんの一瞬だからこそ良いように感じます、ずっとこのままの青さでは少しキツイ。色が薄れ、こんどは色合いが深まり、さらに長く愛用しているうちに艶のある飴色に変わってくる竹の色こそ本物なのです。
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