一昨年から2回来日されて虎竹の里にお越しになられたドイツ人デザイナーのステファン(Stefan Diez)さんが、孟宗竹を使ってシンプルな竹ベンチをデザインされています。
簡単な構造のように見えますが、脚の部分をロープのテンションを使ってカッチリと固定させるアイデアは従来の竹製品にはなかった新しさを感じたのです。
最初の作品は昨年2月にストックホルムで展示され多くの方にご覧いただく機会を得ましたが、先日までソウルの展示会で飾られていました。韓国は先の世界竹会議の開催された場所でもあり、竹の伝統が日本と同じように脈々と続いてきた土地柄でもあります。アジアはひとつの竹文化圏と考えた時、更にその評価などが気になります。
新春の2017年1月には、台数を増やしてドイツのケルンで展示が予定されていて既に製造も完了して配送手配をしている所ですが、可能性と課題とがありながら世界のそれぞれの地域で竹を見て頂ける機会があるのは嬉しい事だと思っているのです。
コメントする