常識で考えるならば竹炭は黒いとしたものなのですが、美しい銀色に輝く竹炭をご覧になられていかがでしょうか?竹炭にも窯の種類や燃焼温度により色々と違いがありますが、低温で焼かれた竹炭と1000度近い高温で焼かれた竹炭ではその色つやが大きく異なるのです。
普通は黒い竹炭が、高温で焼き上げられるとこのように銀色のツヤツヤとした輝きを放つのです。見た目の違いの次は、音です。普通の竹炭は叩くと鈍く低温の音なのですが、高温で焼いた最高級竹炭はキンキンとまるで金属のような音。
そういえば以前は腕の良い竹炭職人さんがおられて、風鈴を製作いただいていた事がありますが仕上がった竹炭の音色の美しさと言えばこの上無かった事を思い出します。
そうそう、木琴ならぬ竹炭琴まで作られていましたので今思えば本当に奇跡のような竹炭でした。
それにしても、この竹炭は料理の竹炭盛り皿として作っていますが長さが約30センチ、幅は約8.5センチもあります。竹炭は焼き上げると長さで約20%、幅は更に20~30%縮みますから元の孟宗竹のサイズがどれだけ大きなものを厳選しているかがお分かりいただけるかと思うのです。
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