竹炭と一口に言っても実は色々な種類があるのをご存じでしょうか?炭焼き窯の種類によっても色々と違いますし、焼き方も違うのでポーラス竹炭のように数時間で焼けてしまう竹炭もあれば、竹虎の飲料用・炊飯用最高級竹炭のように2週間という時間をかけてじっくりと焼き上げる竹炭もあるのです。
燃焼温度でも竹炭はまったく違うものになります。だいたい700度を境に高温、低温と呼ばれますが800度~1000度もの高温で焼かれた伝導率の高い竹炭というのを聞いた事がありませんでしょうか。叩くとキンキンと金属音のような音のする竹炭で、かってはこの音を利用して竹炭風鈴などという商品を作る職人さんもおられたほど素晴らしい音色を奏でるのです。
高温の竹炭は焼き上げるのが難しく価格的にも高額になりがちなのですが全てにおいて高温の竹炭が優れているかというとそうではありません。400度程度の昔ながらの土窯で焼かれた竹炭は、比較的柔らかく伝導率のなどは低いもののアンモニア臭などの吸着、湿度の調節には優れた機能を発揮しますので消臭用竹炭として人気があります。一方、高温で焼かれた竹炭はホルムアルデヒドなどシックハウスの原因となる化学物質の吸着が得意なのです。
最高級竹炭は均一の幅に揃えた竹炭を焼いていますが、それを四角い形にカットしていきます。その過程で形や色合いの少し悪いもの、カケなどあるものは全て二級品に落とされます。見栄えは良くなくとも性能は最高級そのもの、シックハウス対策用に使われる竹炭はこんな竹炭たちです。
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