昨日のブログでお話しさせていただいた国産檜蒸籠ですが檜材で造られる本体の丈夫さは見るだけでお分かりいただける厚みと迫力があるのですが、網代に編まれた竹部分はどうですろうか?
試しに上から軽く指で押してみますが「えっ!?」と思うほど堅い感触です。今度は更に力を少しいれて押してみますが柔軟な竹材であるにもかかわらず全くしなりもありません。
これほど堅く強く造られているのも、やはりプロ仕様である証かもしれませんが、どうしてこんな堅さになっているかと言いますと実は竹編みは一重ではなく二重編み、つまり竹網代編みを二枚重ねて蓋部分にしているのです。内側には十文字に幅の広い力竹も入れて補強する念のいれよう、蒸籠を長く使い続けられるよう耐久性にこだわる職人気質に頭が下がります。
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