8月14日のブログで世田谷ベースに竹トラッカーでお伺いさせて頂いた話をさせてもらいました。実は横浜まで乗って行く機会など二度とないだろうから、所ジョージさんに見てもらいに行くと竹自動車が完成する前から心に決めてました。全社会議でも
「世田谷ベースに行って車好きの所ジョージさんに見てもらう」
そう公言して社員に約束していた事やったのです。自分としては、だから「恥ずかしくないものを全力で製作せよ」と言う意味合でもありました。まあ、そんな事を言うまでもなく職人達は最高のものを製作するに決まっているのですが、困難続きの製作を横目で見ていたので何か励ましになればと思ったのです。
なので迷惑もかえりみずお伺いしさせてもらい、その当日にたまたま所さんにお会いさせてもらえたので本当に幸運だったのですが、もし会えずにいたとしても竹トラッカーをご覧いただくまで高知に帰る事はできなかったのです。
さて、世田谷ベース前まで来て竹トラッカーを停めました。思えばチャレンジラン横浜の間は、点検で足回りを見たり、ボディをチェックしたりはありましたが、車体を、ゆったりした気分でしみじみ眺めるような余裕はありませんでした。横浜まで走ってきて、目標を達成した長旅の後です、どうも風格が出たようにも思って改めて見ていると、自分が今まで乗ってきた車ではありますものの、知らず知らずに思わず魅入ってしもうちょったのです。ハッ...!人の気配がしたと思ったら、そこに所ジョージさんぜよ。
「これは、凄いね...!」
「凄くないか!?よく製作したね...」
「これは大したものだよ、凄いよ」
とにかく、あっちもこっちも見てくれるがです。手作りのモノに造詣が深く、今まで色々なものを見て来られた方からこのように褒めて頂くので田舎者の自分は、こじゃんと嬉しくなって舞い上がるような気持ちです。そこへもってきて、竹虎の社員に一言話すから動画に撮りなさいと言うてくれたのです。
先週の木曜日は月に一度の全社会議でした。はじめて職人、社員に所さんからのメッセージを見てもらいました。動画では「この社長は凄いよ...」から始まって高知から横浜までの旅の事を言われています。ところが、これは所さん一流の言い回しだと思います、所さんは「凄い」を連発しながら竹トラッカーの事ばかり見て、職人の仕事ぶりに感嘆しきりでした。あの場にいた自分は確信できます、メッセージは紛れもなく竹トラッカーを製作した職人への最上級の賛辞を言うてくれちゅうのです。
だから、動画は何回も何回も観たけんど、何度観てもあの時の感動を思い出して熱くなるがです。
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