日本唯一の虎竹自動車プロジェクトはクラウドファンディングを使って全国から沢山のご支援をいただきました。その中でも横浜の廣田実様(ヒロタリアンさん)には、最初からずっと応援をいただき続けていました。この方の声援が自分にとっても大きな大きな力になり、クラウドファンディングを動かし、お陰で社内でも誰もが無理だと思い真剣に聞くことのなかったプロジェクトのスタートができたと言うても過言ではないのです。
ヒロタリアンさんの為に製作させていただいた虎竹ランドリーバスケットは、ただの虎竹ではありません。昨年の12月にわざわざ虎竹の里に来られてご自身の手で伐採し、山出しした特別な虎竹なのです。一般の方が焼坂の山に入り、虎竹を伐り出すなど恐らく100年前の初代宇三郎の時代からも無かったことではないかと思います。さらに竹虎の工場で職人に手ほどきを受けながら油抜きの加工までした、本当に他には無い竹材ながぜよ。
この竹を使って編んだ竹籠をどうしても横浜まで運んで行きたい...その気持ちだけで進めてきましたが、横浜までの距離と航続距離、充電時間などを冷静に計算してみると、かなり困難な道のりであることがようやく分かってきました。(やはり頭の血の巡りが悪いようぜよ)しかし、もちろん成功させる事しか考えちょりません。
まず困難な製作を乗り越えて虎竹の車を完成させた職人たちがいます。ある日突然トレーラーで運ばれてきたLike-T3に挑んで見事に竹の車を作り上げました。何よりヒロタリアンさんの他にもクラウドファンディングを通して134名様もの方に直接応援いただいています。先日は日本ネット経済新聞さんに掲載いただきました、このようなメディアの皆様にも取り上げて頂く中で今回のチャレンジを知ってもらい、ずっと見ていてくださっている沢山の方々もおられます。
「その人に乗り越えられない困難はやって来ない」と誰かに聞いた事がありますぞね。まだまだ手探りで行程表も、これからの段階なのですが、まあ何とかなるのです。
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