完成した日本唯一の虎竹自動車の細部について

日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)、光岡自動車(Like-T3)


梅雨の晴れ間、早朝に工場から日本唯一の虎竹自動車に乗って虎竹の里の田舎道を走ると田植えを終えた緑の絨毯が美しく、まっこと気持ちがエイのです。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)フロント


先日から完成した日本唯一の虎竹自動車の事を何度かお話しさせて頂いておりますが、実は細かい部分についてはまだ何もお伝えしていなかったのではないですろうか?そこで、まずフロント部分ですが、やはり車の顔の部分ですので格好良く仕上げられちょりますぞね。戦国武将の鎧をイメージしたのですが、稟とした姿が美しいと思うのです。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)


車のボディは、ヤタラ編みという細い竹ヒゴの乱れ編みです。そこに厚みと幅のある虎竹を縦に並べているのですが、竹ヒゴを等間隔で飾っているのも虎竹。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)


そして、車体側面には比較的太い竹を、出来るだけ丸みをのこしたままの竹で飾っているのも虎竹の里の職人の心意気。竹そのままでも鑑賞にたえる、虎竹独特の虎模様を見てもらいたいとの思いなのです。


日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)


しかし、何と言うても、後ろ姿が圧巻でないかと思います。ご覧になられる方によって、懐かしい形とか、近未来のように感じるとか、様々なご感想を頂戴していますが、初めて出会う方々の目が釘付けになる様な存在感であることは間違いないと思います。


あまり早く走る事のできない電気自動車ですので、のんびり、ゆっくり走ります。後続車の方に迷惑にならないよう道を譲りながらの走行を心がけちょりますが、ついつい見とれられる方もおられるかも知れませんにゃあ。


縦に入れた細身の丸竹はヤタラ編みに使われる虎竹よりも、黒っぽい虎竹を選んであしらわれています。この日本唯一の虎竹自動車の車体カラーは自然の色合い、無限の配色というても良いのです。


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