さて、今回の日本唯一の虎竹自動車プロジェクトはクラウドファンディングという仕組みを使って実現しちょります。全国各地の135名様から351万1455円という大きな大きなご支援を頂戴し完成した夢の車だと思いゆうがです。
クラウドファンディングと言うと聞き慣れない言葉です、何か不利益を被るのでは?そんな風に思われる方もおられるようですが、実は資金を出す方、提供いただく方、双方にとってリスクのない優れたやり方ですぞね。竹虎の今回のプロジェクトも最初は、この仕組みの周知ができていなかった為に全くご支援いただく事ができずにいました。
そんな中、前々から竹虎のお客様でもあられた横浜のヒロタリアン(ニックネーム)さんから大きな応援をいただき、それが引き金のような形となって次々と支援の輪が広がり、到底無理だと社内でも誰も信じる者のいなかった350万円という金額の達成となったがです。
ご支援頂いた皆様には、その金額により車体に取り付ける竹のレーシングステッカーはじめ様々な特典を用意させていただきました。今回の竹虎の場合ですと1500円からご参加いただけますが、たとえ金額はいくらであってもご自分の参加されたプロジェクトの行方は、ずっと関心を持って見守っていただけますので本当に有り難いと思っているのです。だから自分達のような小さな田舎の零細企業でも、うまく活用することによって活路を見いだす一つのチャンスがあるのではないですろうか。
ヒロタリアンさんも、完成のニュースに触れ、わざわざ遠く横浜から駆け付けてくださいました。初めてご覧になられた時、アッと驚ろかれ、満面の笑みになります。この竹の車の完成を心から待ち望み、期待をいただいていた事に胸が熱くなりましたぜよ。
自分達は初めての竹の車作りに集中してしまい、予定よりも大幅に遅くなる中、何度も何度も失敗して悪戦苦闘して、つい忘れがちになっちょりましたが、この日本唯一の虎竹自動車プロジェクトは竹虎の夢でありロマンであると共に、全国からご支援いただいた皆様ひとりとりの夢であり、ロマンである事を改めて思うのです。
虎竹自動車の細部を色々とご説明させていただきます。本体の虎竹ヤタラ編みに丸竹や割竹を組み合わせた何の事も無いような作りも実は試行錯誤のして仕上げられた職人の力作です。
いよいよ、ヒロタリアンさんを載せて走り出す瞬間がきましたぜよ。昨年の8月下旬からクラウドファンディングがスタートして会社設立記念日の10月6日までの期間、ハラハラドキドキの日々でしたけんど、達成して日本唯一の虎竹自動車プロジェクトへの一歩を踏み出した時の感激が思い起こされます。
あれから、8ヶ月あまり、こうして同乗いただいて車を走らせる日を思い描いてきました。エンジンキーを回します、電気自動車なので音もしませんがスタンバイOKの電気が灯るがぜよ。アクセルを踏み込むと、静かに滑るように動き出す竹の車。記念すべき初乗りとなったがです。
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