自分は、ほとんどテレビは見ない方なのですが日曜夜8時のNHK大河ドラマは昔から好きで、ずっと見続けちょりますぞね。大河ドラマで取り上げられた地方では一年通して特別展が開催されたりもしていて、たまたま行き当たる事があると必ず覗いてみます。それぞれに趣向を凝らした展示がされていて、歴史ファンならずとも、まっこと楽しめます。大河ファンの方の中には、おそらく一年のうちにその土地に旅をされ事も多いのではないかと推察しちゅうがです。高知県でも5、6年前の「龍馬伝」以来ずっと駅前には幕末志士社中なるものが建って人を集め続けちょりますので、まだ土佐の地にお越しになられていない方は是非一度お越しください!
まあ、こんな話をしだすと長くなりますので、ひとまず置いておき、今年の「真田丸」は主人公の堺雅人さんはじめキャストも良いし、三谷幸喜さんのテンポのよいストーリーも面白く、例年以上の人気で大河ドラマファンの一人としては嬉しい限りぜよ。1985年の「真田太平記」で幸村を演じた草刈正雄さんが今度は父親である昌幸役をしている当たりも見所、当時はそれほど見ていなかった「真田太平記」を改めて観てみると草刈正雄さんのハツラツとした姿が印象的で、若い頃といえば映画「汚れた英雄」のイメージが強かったのですが、すっかり変わってしもうたがです。
さて、そんなこんなの「真田丸」ですが前回の劇中にて柳弁当箱が登場したのを覚えておられますろうか?北条家との裁定に真田代表として戦った信繁と豊臣秀次が長澤まさみさん演じる、きりからオニギリをもらうシーンです。秀次に手渡した大きなお弁当箱はかって沢山作られていた柳弁当箱でした。さすがNHKさん凄いものが小道具としてあるのだとハッと目を見張りましたぜよ。
柳は行李などに多用されていたように、しなりがあり耐久性が高く、本当にこんな素晴らしい素材がよくあったものだと、いつもつくづく感心する丈夫さを持っちょります。実は、テレビに登場していたものと同じような形で小さいタイプの物を限定でお分けさせてもらった事がありますが、弁当箱として使う場合にも通気性もあり、自然素材ならではの柔軟性で蓋もしっかりと締まり使いやすい弁当箱でした。
先日、たまたま長角の柳弁当箱を頂戴する機会があり、そのすぐに「真田丸」での弁当箱でしたので、ふと以前の事を思い出しましたけんど竹弁当箱なども含めて自然豊かな日本では古くからこうした適材適所に優れた素材が使われてきたのです。
コメントする