竹の伐採も終わり静かになった虎竹の里にも初夏の風が吹き抜けて少し暑いくらいぜよ。長い出張から帰ってきた翌日、久しぶりに竹林に行きたいと思いよりましたので取材にお越し頂いちょりました読売新聞さんと一緒に山道を登ってきたがです。
柔らかい陽射しが差し込んで、いつものように美しい竹にホッとしますにゃあ。そろそろ竹酢液が必要かも知れないと思うて持参していましたが、まだ思うほどではありませんでした。えっ?竹酢液を何に使うとな?
不思議に思われる方は是非、こちらの動画をご覧いただきたいがです。
→竹酢液は蚊除け効果バツグンなのです!
竹林には虎竹バックニューヨーカーを持って来ていました。この里でしか成育しない虎模様の竹を使うて製作したバックはニューヨークCOTERIE(コーテリ)展で色々なご意見をもらっていますので実は結構大幅な変更と更に精度を高めるべく製造を続けちょります。そう遠くない日に改めて皆様に発表できるのではないかと思っているのです。
新聞社の方ですので高知に赴任されて数年経てば県内のアチラコチラに行かれちゅうかと思います。けんど、高速道路の開通で虎竹の里の前の国道56号線を走る事は少なくなったのではないですろうか。もしかした焼坂のトンネルも通行された事はないのかも知れませんにゃあ、このトンネルを抜けた向こう側に行くと早くも何故か不思議な事に虎竹は無いのです。この虎竹の里の谷間の内側にしか成育していない事をご説明するがぞね。
焼坂トンネルは自分の小さな頃には確か四国一長い(記憶によれば)と言われ、高知県西部に行く道が画期的に楽に安全になりましたので誰もが知るトンネルの一つ思い育ちました。しかし、これだけ道路網が発展した今では何の事のない普通のトンネル...時代の移ろいを感じますにゃあ、時代が移ろいでも変わらないのは、この竹の虎模様くらいですろうか。
クラウドファンディングを使った日本唯一の虎竹自動車プロジェクトも、いよいよ佳境を迎えようとしよります。この挑戦は「走」がキーワードとなっているかと思います。竹細工や竹製品でも人が道具として使うという事はあっても、自ら動く特に走るという発想は皆無ぜよ。
初めての製品には何度もやり直しがあったり時間が思う以上にかかるものですが特に走るというハードルをクリアしながらですので現場では試行錯誤と迷いの連続だったと思います。まだ、その生みの苦しみは続いていますが、その様子もしっかり取材いただいたのです。掲載は来週、中国四国版やそうですので楽しみにしちょります!
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