昨日、虎竹の里にテレビ取材がお越しいただいちょりました。高知放送の有吉都アナウンサーは、地元でもこじゃんと(とても)人気がありますきに珍しく近くにおった社員が一緒に写真を撮りたいと言うて、まっことエイ記念になりましたぞね。
この様子は、さっそく本日の午後6時15分からRKC高知放送こうちeyeにて「あの値高知の竹を再発見!」として放映頂ける事になっちょります。7分程度の枠があるそうなのですが、竹虎だけでなくトヨタレクサスの竹ステアリングで有名な南国市のミロクテクノウッドさんなども登場される竹一色の番組になりそうで、今から楽しみにしちゅうのです。
ただ、今回はひとつ気になるキーワードが出てきましたぞね。実はそれが「竹害」。たとえば高知市内なども分かりやすいので、お住まいの方は一度外に出られて北の山々を眺めてみて頂きたいがです。薄い黄緑色に見えているところが竹林ですので、意外に広い面積を占めている事がお分かりいただけるかと思うがです。ところが郡部だけでなく、人が多く暮らす里山にこそ竹は沢山あるのには理由があります。その竹のほとんどが孟宗竹(もうそうだけ)と言うて日本最大級の竹ですが、元々は江戸時代に中国から輸入された竹。筍も大きく食料としても昔から貴重なものだったですし、竹製品や建材としても太く長く丈夫、それでいて軽い竹は重宝されて日本全国津々浦々に広がったのです。
竹にも花が咲きますが、竹をイネ科とご存じでしょうか?まるで稲穂のような花が咲きますが、その開花周期は60年に一度、あるいは120年に一度と言われています。竹は地下茎で増えていくのです。つまり、現在日本全国に生えている孟宗竹は人の手により植えられ広げられたものばかりなのです。時代が移り日本人の生活環境の変化で、成長力の強い竹が増えて、まるで悪者のように言われちょりますが、それは全く違います。この事だけは皆様に知っていただきたい。「竹害」など、もっての他ちや。
今回、今月末の完成を目標に製造中の日本唯一の虎竹自動車も取材いただきましたけんど、こんな一円にもならないものを走らせて一体何になると思う人もおられるかも知れん。けんど、この竹の車にも、かすかな未来を感じて頂いちゅうきにクラウドファンディングで350万円という大金が全国から寄せられたと思うがぜよ。
アナウンサーの有吉さんは都会のお生まれとの事です。けんど、日本唯一の虎竹の里の竹林に入ってもらいたかったがです。今まで竹など関心がなく、触った事のない若い皆様でも、ここに来れば分かると思うちゅうきです。日本人と竹は長く深い付き合いがあり、衣食住に竹がありました。
竹虎はサステナブルブランドを目指しよります。竹は継続利用可能な唯一の天然資源ぜよ。こんな素晴らしい大自然からの贈り者を活用していない自分達に責任があるがです。
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