虎杖(いたどり)×虎竹

虎竹ヒシギ張り


築地市場には、ご存じにように場内と場外があるがですが場内には日曜日だけでなくて、週によるのですが水曜日もお休みで入れない日があるようですぞね。その日も、たまたま場内が閉まっちょりましたので、せっかく来たからとお客様でにぎわう築地場外をウロウロとしよりましたら「虎杖」という文字が目に飛び込んできましたぜよ。


虎(とら)に杖(つえ)と書いて普通はなかなか読む事は難しい漢字ですが「いたどり」と難なく読めるのはやはり虎という文字が付いている事と、イタドリを高知では普通に家庭料理として食べるからながです。煮付けてして食べると、こじゃんと美味しいのですが子供の頃にはオヤツとして土手に生えているものをポキッと折って皮をむいてそのまま食べる事もありました。


日本唯一の虎竹(Tiger Bamboo)


さて、けんど今日は虎杖のお話では無いがぜよ。このお店で使われていた日本唯一の虎竹についてお話したいがです。たまたま「虎」という文字に惹かれるように通った細い路地には虎竹ヒシギが一面に張られていて何という大迫力ですろうか!?まっことビックリしたがです。壁に虎竹、ドアにも虎竹、カウンターの下にも虎竹、何というこだわりですろうか...。恐らく虎杖の「虎」にふさわしい竹という事で「虎」の付いた虎竹を使うて頂いちゃあると勝手に想像したのですが、さすがにこれだけの設えは、今まであまり見た事もありませんぞね。


日本唯一の虎竹(Tiger Bamboo)ひしぎ


この虎杖という店舗は築地だけでも十数店舗あるようですが、日本橋や銀座、京都、軽井沢など全国に展開されている凄いお店様のようですぞね。こりゃあ時間を見つけて他のお店も覗いてみたいですにゃあ。虎竹ヒシギの原材料はいくらでも見ていますが、実際に沢山の方の目にふれるように店舗に使われている虎竹は又、まったく別モノぞね。圧巻の虎竹ヒシギ張り、名残惜しく思いながら後にしたがです。


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