COTERIE(コーテリー)ニューヨーク2016に日本唯一の虎竹で出展決定

COTERIE(コーテリー)ニューヨーク2016出展決定


ニューヨークはJAVITS CENTERで開催される全米最大ファッション展示会COTERIE(コーテリ)展に出展させていただく事が決まったがぜよ!会期は何と今月の2月22日(月)~2/24日(水)までの3日間、後何日もないと言うエラく急なスケジュールとなりましたにゃあ。と言いますのも、虎竹バックニューヨーカーが何とかリニューアル出来て完成しそうなものの、このCOTERIE(コーテリ)と言うのは申し込み順とか、出店料さえ払えば誰でも出展させてもらえるというものではないそうなのです。


COTERIE出展の虎竹バックニューヨーカー試作


初めて参加を検討している、しかも海外ブランドでもあり審査が二度もあってパスするのが難しいと言われちょりました。第一次審査は通ったものの、その後の連絡がなかなか無くて、最後の最後までハラハラしよりましたが、今回のプロジェクトに最初から関わって頂き、企画からデザイン、製作など全てにお力添え頂いたニューヨークで30年バックデザイナーとして活躍されている中野和代(kazuyo nakano)先生のお名前とご威光で出展させていただけるチャンスを頂戴したがぜよ。


COTERIE出展の虎竹バックニューヨーカー


この虎竹バックニューヨーカーについては今まで何度かお話させて頂きましたけんど本当に不思議なご縁が繋がってここまで来ました。アメリカから日本に里帰りした、この竹バックと初めて出会ったのは渡辺竹清先生の工房でした。そこで、このバックの物語と、かっての日本の竹産業の歴史に触れ、心が震え感激し、何とか多くの方にも同じ感動を伝えたいと思うてきたのです。


道を指し示して教えてくれた熟練の竹職人さん、日本唯一の虎竹で復刻していただく職人さん、そしてルーツとなる竹芸家小菅小竹堂さん、偶然のニューヨークのショップでの展示と講演、そこに、ご来店いただいた中野和代先生、眼鏡メーカーの町である鯖江の何人もの職人さん、何度も試作頂いた糸メーカーさん、日本でただ一人というハンドバックの金具職人さん、企画を後押ししてくれた中小企業庁のジャパンブランド、地元商工会さん、誰ひとり抜けても今回のCOTERIE(コーテリ)展には辿り着くことはなかったですろう。


COTERIE出展の虎竹バックニューヨーカー試作


自分では何をした訳でもないのですが、この数年のバラバラだった出会いのパズルが集まって、一つの大きな形になった感じがするがです。どんなCOTERIEが待ちゆうのか、まっこと楽しみにしちょります。


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