思えば昨年は薬用竹炭の研究にも挑戦しましたぞね。研究と言えば大袈裟に聞こえるかも知れませんけんど文系の自分にとっては結構ハードルの高いものやっのです。高知県工業試験所さんに、こじゃんと(とても)協力いただいて最終的には何日も通わさせて頂きましたけんど、何せ学生の頃からビーカーだの試験管だの持った事もありませんので最初は全く要領を得ません、担当の方に手取り足取り教えて頂きましたちや。
薬用竹炭は、化粧品などに使われるため通常の炭とは違い厳格な基準が設定されちょります。その複数の項目に定められた基準値をクリアせねばなりませんので、まず微量の竹炭パウダーからはじめる事にしたのです。
覚えが悪いものですので担当方にピッタリ付いて教えを請いながら手順を確認していきますぞね。今回の薬用竹炭は竹炭石鹸の開発が目的でした。毎年春先、秋口といった季節の変わり目になると今まで何ともなかったのに急に痒みが出たり、皮膚の状態が芳しくないという事を繰り返してこの歳にまできましたが、30数年通っていた皮膚科が閉院してしもうて掛かり付けが変わったせいもあるがですろうか?例年に比べて、特に調子が悪かったのです。
そんな時には出張に行きホテルに備え付けられちゅうボディソープを使うと、ヒリヒリしてしまうがです。ああ、虎竹の里炭石鹸は、まっこと肌に優しいがやにゃあ...その都度、使い心地の良さを実感しちょりました。だから、自分が一生使う石鹸でもありますので、いつか機会をみて薬用竹炭を自分達の手で開発して石鹸に使いたいと、ずっと思い続けていたのです。
それが何とか実現したのが昨年やったがです。難しいと聞いちょりましたが担当の方の熱心なご指導と何より、昔ながらの土窯を竹炭専用に改良した高温窯で経験豊富な熟練竹炭職人が自然豊かな地元竹材を使い焼き上げる最高級の竹炭の品質の良さが証明されたように考えちゅうがぜよ。
けんど、竹炭の研究や開発はこれで終わりという事ではありませんぞね。これからも更に高品質、高機能を目指して出来る事をやり続けていかねばならないと思いよります。石鹸の次はシャンプー、リンスが今度の薬用竹炭に切り替わっていきますけんど、その他の商材についても皆様に喜んでいただけるものは積極的に取り組んで行くつもりながです。
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