「靴の汚い男は出世しない。」そう言われるのはあの小説「レッドゾーン」の主人公、鷲津政彦も特注したという銀座大賀靴工房の井場元社長さんぜよ。こりゃあ、イカン、自分の足元を見たら、もう何年前に長崎のドンシューズさんで別注してもろうた龍馬ブーツはヨレヨレのクタクタ。こじゃんと汚れちゃあるやいかっ!
けんど、それもそうですにゃあ、思えば今年もいよいよ来月で終わりますけんど北海道から九州までアチコチに行きましたきにゃあ。日本国内だけではないちや、もっと前の事だったかと勘違いしかけちょりましたがドイツ人デザイナー、ステファンさんと竹家具を作りストックホルム国際見本市に行ったのも今年の事やったし、フランス人のパティシエさんから竹炭スイーツの相談をうけてはじめてパリに行って、そこを拠点に虎竹をファッションショーに使うてくれたロンドンや、日本では増えすぎて仕方のない竹を、信じられないような規模で苗から育てられている会社を見学にベルギーOPRINS社に行ったのも今年の事やったぜよ。
その後も世界竹会議の参加に韓国行ったり、急に香港に行かねばならなくなったり...、他の方ならいざ知らず田舎者の自分の場合には、いつでもこの龍馬ブーツ一足で出掛けて行くので、ちっくと汚れたり傷んだりするのは当然ですろうか。
さっそく、帰ってきて龍馬ブーツを靴磨きしてもらっていたらカカトの部分の片ちびりが気になりましたぞね。これで3回目...いやいや4回目やったろうか?靴の修理屋さんに持ち込んだら何と、底も随分と傷んでいるとの事で張り替えて頂く事にしたがです。
龍馬ブーツを気に入っちゅう所のひとつがアメリカンバッファローの革を使用しちゅうところ。実際に龍馬が履いていたのも恐らく同じ革やろうと言う事ですけんど、バッファローと聞くと自分がいつも話しをする昔の野球アニメ「侍ジャイアンツ」に登場する主人公、番場蛮のライバル、ウルフ・チーフの逸話に欠かせないのがバッファローぜよ。どうも、不思議な縁で繋がっている気がしますにゃあ。
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