高知から日本の竹復活へ

イブニング高知テレビ放映「高知家の力」竹虎


先日にテレビ高知さんに取材いただきました放映があったがです。午後6時15分から始まるイブニング高知というニュース番組の中で、特集「高知家の力」として放送いただきましたけんど、たまたま自分が出張でいなかった時やったのです。帰って来てからビデオで見たら、こじゃんと映してくれちゅう!


イブニング高知テレビ放映「高知家の力」竹虎


竹虎は今年で創業121年になりますけんど、元々は大阪天王寺に会社と工場があって、虎竹は船に積んで遠く大阪まで運ばれてきよりました。その竹を運んで来て積み込んでいた安和の浜辺での50年前の一枚の写真。ここは高知の方なら学校の遠足やキャンプなどでも、もしかしたら来られた事があるかも知れませんにゃあ。


イブニング高知テレビ放映「高知家の力」竹虎


そして、40数年前にできた実店舗の事。日本中の竹製品、竹細工を集めた当時としては画期的なお店で、自分は、竹虎の工場で職人さんの仕事を見るたけでなく、この店で全国から集められた様々な竹に触れ育つ事ができたがぜよ。まっこと何があるか分からない宝箱のような店内を、今も目を閉じたらハッキリと思い浮かんでくる懐かしい写真まで掲載いただいちょります。


イブニング高知テレビ放映「高知家の力」竹虎


けんど、このせっかくの放映も高知県内の皆様はご覧いただけたようですが、自分のように出張に行っていたり、県外にお住まいの皆様は観る事ができませんろう。これは、もったいない...!そこで今回は、この放映をできるだけ写真で追いながらご説明できるだけしてみようかと思っているのです。


高知テレビ放映「高知家の力」竹虎工場


皆様には懐かしい香りはありますろうか?小さかった子供の頃に一瞬で帰ることのできる幸せな香り...。糖質の多い竹を高温のガスバーナーで油抜き加工をし始めると、竹から油分が吹き出してきて工場中に甘い香りが漂うがぜよ。


高知テレビ放映「高知家の力」竹虎工場


美しく生まれ変わったようになった日本唯一の虎斑竹を眺めながら、遠い昔のあの賑やかだった竹工場の竹どうしの当たる音、機械の回る音、ガヤガヤする大きな職人さんたちの笑い声、そんな音まで聞こえてきそですちや。


高知テレビ放映「高知家の力」竹虎工場


こうやって油抜きしたら、隠れていた虎模様が浮き上がり、ベッピンさんが更に化粧したように美しい虎竹になるがですぞね。そして、こうやってここから全国の虎竹ユーザーの元に送くられていくのです。まさに、「嫁入りの化粧」ながです。


高知テレビ放映「高知家の力」お客様の声


このような虎竹を中心に使うた竹製品、竹細工には、お客様からの嬉しいお声を毎日のように聞かせてもらいよります。メールでのお便りには感謝の気持ちで一杯ですけんど、さらに手書きでいただく感想には社員一同、本当に感激ぜよ。


高知テレビ放映「高知家の力」お客様の声


このような沢山の嬉しいご感想は、毎朝の朝礼で全員が声を出して一通づつ読ませていただき、喜びを共有すると共に、もっと改善できる事の気づきにしたり、自分達の自身の知識や見識を広げる良い機会にもなっちゅうのです。まっこと、このような都会から遠く離れた虎竹の里にいながら、「まるで、目の前のあなたから商品を手渡ししただいたような...」等というお便りがいただけるのもインターネットのお陰ですぞね。このモニターの向こうに、沢山の皆様がお待ちいただきゆう事をいつも忘れずにいたいと思うちょります。


高知テレビ放映「高知家の力」竹虎工場長


竹虎の現場の仕事は、まさに山の竹林からの山出しから。つまり、竹素材そのものから、お客様にお届けする製品まで、こじゃんとラインの長いものがあります。だから竹工場の現場では、いろいろな仕事がありますが、「チャレンジ」という言葉は伝統を重んじる会社ほど実は大事にせねばならない事ですろう。長く竹を守り続けるのには、常に革新。変わり続けるしかないと思うがです。


高知テレビ放映「高知家の力」竹虎四代目


「竹虎が文化をつくる気概」まっこと井の中の蛙ですぞね。世間知らずの田舎者が大きい事を言いよりますが、人様は笑いよりますろう。けんど、思うことは勝手やし、それぞれの人が、それぞれの思いで、熱うならんと世の中は、ひとつも良くならんのではないですろうか。自分は、そう思うちょります。


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