お客様の喜びのお声は、まっこと自分達の情熱の源ですぞね!少々忙しくとも、大変であろうとも、こんな気持ちのこもった手書きのお葉書いただくと全てが吹き飛ぶ思いぜよ。上手なイラストまで描いてくれちょって、新婚二年目の仲の良いお二人の姿まで、国産竹ざるの向こうに見えてきそうぞね。
梅干しは、どこのご家庭でも好んで食べられよりますろう。けんど、この便利な世の中、スーパーに行ったら、それこそ色々な種類の梅干しが並んでいます。今の若い方は、そうそうご自分で作ることなどないかも知れませんちや。けんど、嬉しいのは、竹虎で竹ざるを買ったので今年は初めて挑戦してみる、そんな事を言うていただく事がたまにある事ですちや。自分達の竹がキッカケとなって梅干し作りをされるとは、日本の伝統食の継承に、もしかしたら少しは役に立っちゅうような気がします。
それにしても梅と一口に言いましても、その実、色々な種類があるという事もお客様がお教えくださいます。こちらのお写真を送付いただいたお客様は、漬け込み前の洗いあげた梅を二種類撮影いただいちょりますが、一つは「新平太夫梅」というそうです。種が小さく肉厚という特徴のある梅やそうですが、木になったまま完熟させると甘みと香りが、こじゃんと引き立つそうちや。まっこと、梅干しに出来上がるのが待ち遠しくなってきますにゃあ。
そして、もう一方のこちらの梅は、ご覧の通り、青梅の表皮が熟してくると、紅色に染まってくる「紅映梅(べにさしうめ)」。こちらも梅干しには、こじゃんと適した種類の梅やそうぞね。梅と言えば、多くの方がまず和歌山県を思い浮かべるのではないかと思います。それもそのはずで収穫量は55000トンもあり全国シェアの61%を越してます。けんど、美味しい梅は全国各地にそれぞれあるようで、福井梅と呼ばれ親しまれちゅう「紅映梅」のような梅もあるのです。
あと、竹編み平かごで天日干しされゆう小梅の「白玉」。小粒な梅を一粒、一粒、丁寧に並べられちゅうあたりに、美味しい梅を作る方の愛情が伝わってくるようですぞね。
そして、「衣笠」という種類の小梅やそうです。見ているだけでツバが口にいっぱいになったのではないですろうか?それぞれの、ご家庭で梅干しが作られて食卓に並ぶおじいさん、おばあさんから小さなお子様まで、どんな笑顔に囲まれるがですろうか?まさに、これが「竹」に「人」と書いて「笑」の一つの形。こうやって日本中で竹ざるが活躍させてもらいゆうと思うだけで、本当に幸せな気持ちになってくるのです。
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