高知は何と84%森林という森林県ですので、その分、山の恵みをずっと享受してきた地域と言えるかも知れませんぞね。馬路村という村は柚子で有名になり「ごっくん馬路村」などの大ヒット商品を生み出しちょりますので、ご存じの方も多いですろう。その馬路村も高知でも山深い所にありますが、さらに、そこから奥に入った所に魚梁瀬(やなせ)という場所があり、ここは昔から有名な杉の産地ながぜよ。魚梁瀬杉と呼ばれて何と大阪城を建造する時にも運ばれていったそうなので、日本でも有数の品質なのは間違いないと思うのです。
そんな山の自然が豊かな高知ですので、炭焼きの文化も自ずと発達したのではないかと思うちょります。土佐備長炭は有名ですが、そのような本格的な製品にする炭窯でなくとも、大きさも、形も様々な窯が山間部には点在しているのです。そして、炭焼きの技術を継承されている方々がおられます。こういう一面を見ただけでも高知が昔から山と密接な関係を持って、森林と上手に付き合ってきたという事を垣間見る思いぜよ。竹虎で、こじゃんと(とても)お得に販売させて頂きよります。お達者クラブの竹炭も、そんな炭窯の一つで焼かれているのです。
もともと地域の元気なお年寄りの皆さんが集まって焼かれている竹炭なので「お達者」という名前を付けて皆様にご紹介させて頂いちょりますが、竹炭の材料となる竹は近くに沢山ありますものの、太くて長い竹の伐採や切断などは大変な力仕事です。無理をされないようにペース配分してもらいながら、できるだけ長く続けていってもらいたいと願うちゅうのです。
竹炭は燃焼温度により性質が変わります。400度程度の低温で焼かれた竹炭は、アンモニアのようなアルカリ性物質の吸着や、湿度調節に向いていますので使い道によっては、低温で安価な竹炭でも十分にお使いいただけるがです。
ただ一点ご注意いただきたいのは竹炭自体が柔らかいので、形が均一ではありません、竹炭(バラ)と同じようにバラバラながです。更に窯出しや、持ち運びの際にも割れたりします。土窯で一回ごと性質の違う竹を気候条件の違う中で焼くものですから、それぞれ焼き上がりが違ってくるのですが、概ね、かなり細かい竹炭粒が入る事が多くなっていますぞね。
窯出しした状態でお届けしちょりますので、水洗いをしていただくようにしていますが、その際には細かいと多少洗いづらく手間がかかる事もありますろう。けんど、不織布の小さな袋にいれて消臭用などにご使用いただく場合には、かえって細かい粒の方が表面積も増えて効果があるがです。今後も続けられる限りお届けしたい竹炭のひとつですぞね。
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