先日、何気に見ていてハッと思うて手にしたのが「HOT PEPPER」というフリーペーパーがあるがです。表紙に「高知」と書かれちゅうのは、地元の情報が主体の雑誌だからですが、同じスタイルで全国各地に、それぞれの地域ならではの情報を満載しているのではないかと思うがです。思わず手にしたのは、見覚えのある表紙だったからです。確かこの雑誌に竹馬の達人が「竹馬メン」として紹介されちゅうハズながです。そして、自分も竹つながりという事ですろうか?キワメンDATA ROOMと言うコーナーに少しだけ掲載いただいているのです。
「日本キワメン紀行」は、究める男達にズームイン!と書かれちょります。全国各地の情報を掲載する「HOT PEPPER」ですけんど、この部分は恐らく共通のコンテンツではないかと思うがです。いやいや全国共通でないといけない程の凄い方ですぞね。
竹馬メンとして紹介されているのは高村雅男さん。東京都生まれで現在は歯医者さんをされちゅうとの事です。けんど、この最初の写真から尋常ではありません!普通に患者さんの治療をしているようでいて...何と足元は竹馬!?まさか、日頃から竹馬でお仕事されている事はないと思いますが、本文を読んでいると、それもありえるかも(驚)。それほどの高い技術をお持ちの方のようなのです。
そもそも自分が反省したのは、竹虎で竹馬を製作しているのに、竹馬を本気で究めるという方の事を知らなすぎたがです。竹馬競争ぐらいの事は知っちょりましたが、それでも50メートルを何と8秒で駆け抜けると聞くと、自分の想像とは少し違うように思えてきます。さらに、竹馬で2.6トンの車を引っ張るとか、楽器を吹く、110センチの走り高跳びに至っては言葉を失いました。これは、まさに常識を超えた世界があるようやちや。けんど、更に極めつけ、まさに「キワメン」は竹馬トランポリン...!トランポリンするだけでも、かなりですけんど、それでバク宙(バック転)をするというので、これは、幼稚園や小学校で子供達がする竹馬とは別の競技というか曲芸、完全にプロフェッショナルな領域ながぞね。
達人高村さんは、これらの技のために自宅に筋トレルームを作り、足の指のグリップ力を鍛え続けているという事にも、まっこと感動すら覚えてしまいます。トイレとお風呂以外は竹馬で何でもできてしまうという恐るべきお方が、事もあろうか、竹馬用の竹をどこで調達されるのか?そんな質問に「高知の竹虎という専門店から買っています。」こうお答えしちゅうきに、さらにビックリ仰天ながぜよ。
日本一の竹馬名人に、ご愛顧いただくのが竹虎の竹とは、朝日に輝きだした焼坂の山々の竹たちも、心なしか喜んでいるように思えますけんど、毎日の仕事をしっかりせんとイカンと気持ちが引き締まる思いぜよ。けんど、高村さんにお会いしたいにゃあ。日本一の竹馬の技と、日本唯一の虎竹をどうしても、この目で見ずにはおれないがです。
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