「虎竹」×生地「竹虎」

虎竹巾着籠


先月、竹虎という名の織物のお話をさせて頂いたがです。日本唯一の虎竹の虎模様を生地に表現すると言うまっこと、今まで考えたこともない新しい発想でしたが、編み上がってきた生地は素晴らしくて宮田織物さんのモノ作りの力には、改めて驚かせて頂いたのです。


もともと虎竹の巾着籠を作るつもりで準備をしていました。竹籠部分は表皮と身の部分を交互にあしらい少し染めて風合いを出す籠も候補として作っていたのですが、巾着部分の生地が「竹虎」という名前まで付いた別誂えの渋い生地を届けていただいた時に、今度の籠は全て虎竹模様を出した竹ヒゴを使う事に。そして、色合いも自然の竹そのままのモノにする事に、すぐに決めましたぞね。


虎竹巾着籠


そうやって、ようやく出来上がったのが、この虎竹巾着籠ぜよ。日本唯一の竹である虎竹に生地の竹虎という今回初めての組み合わせですので、どうなるかと思って楽しみにしよりましたが、想像どおり、かなり渋い感じに仕上がりましたぞね。もともと自分が使える巾着籠を作りたいと思いよりましたが、生地にも愛着が湧いてきちょりますしこれほど好みにバッチリなものになるとは...!まさに男の巾着籠になっちょりますぞね。


和木綿


「和木綿」は宮田織物さんのブランド名なのです。この竹虎生地も、簡単に生まれたワケではなく沢山ある織りのパターンの中から選び出し更に絞りこんで特別に作っていただいたものなのです。今はようやく巾着籠が出来上がったばかりなのですが、竹虎にも布地を使う製品は、いくつかあるのです。せっかくの生地ですので今後展開できるものには積極的に使えるならば、統一感もあってエイかにゃあなどと思いゆうがです。


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