昨年の秋に18年ぶりにニューヨークに行く機会があったがです。前に行った時には、たまたま現地で活躍されよりました、アメリカ人のバンブークラフトの作家の方がおられて、空港からの送迎も、ご自宅での宿泊も引き受けていただきましたので、何とか一人で行く事ができたのです。
今回も一人旅やったがですけんど、何というても虎竹のスツールやバック、名刺入れなど、日本唯一の虎竹製品をニューヨークのお店で展示頂いておりました。特にその中でも、虎竹バックは、その名もニューヨーカーと言うのです。名前の由来ともなった街に展示されるのやったら、その勇姿をどうしても見たいと思って、居ても立ってもいられず、英語など全く話せないし、正直行き方すらもおぼつかないのですが、何とかなるやろうと、思い切って行く事にしたがぜよ。
笠原進司(Shinji Kasahara)さんとは、そんな旅先で偶然お会いさせて頂いたがです。展示させて頂いているショップで、ちょっとしたイベントがありましたが、そこに友人に誘われて、ご来場されていたのです。
自分は本当に田舎者で竹の事しか分かりません。そもそもパソコンやインターネットを使うのは竹の為であって、ネットサーフィン言うがですか?パソコンで何かを見て回るなど、ほとんどしないのです。ウェブサイトで閲覧するのは唯一、虎斑竹専門店 竹虎だけ(笑)。テレビもNHKの大河ドラマくらいしか観ないですきに、猫好きな方の間ではカリスマ的な超人気をほこると言うだけでなく、テレビや雑誌などでも広く取り上げられて、こじゃんとご高名やと言う笠原さんの事も、まっこと失礼ながら存知上げていなかったがです。
ホテルに帰って「しゃべるねこ」と検索してみたら、何と!笠原さんのブログやユーチューブなど情報発信がズラリとあって、いつくか拝見して、なるほど、これは凄いと感心したがぞね。ニューヨークで生活されながら医学博士でありダンサーでもあられる、ちっくとユニークな経歴をお持ちですが「しんコロ」さんという名前で、「しゃべるねこ しおちゃんと僕。」という本も書かれちょります。本当に愛猫への思いがあふれちょって、見る方も何か優しい気持ちになるがですろう。
さて、そんな笠原さんから突然フェイスブックに、たまるか嬉しいお知らせが届きましたぜよ!何と何と、事もあろうか、お届けしちょりました虎竹マタタビボールで遊ぶ猫ちゃんの様子を動画配信してくれちゅうではないですかっ!?こりゃあ、こじゃんと(とても)感激しましたぞね!マタタビも虎竹も里山の自然素材。そして、それを使うた職人の手仕事の品。昔からずっとある日本のものが太平洋を渡っていく...。けんど、アメリカの大都会の猫ちゃんにお気に召していただけるろうか?そんな小さな不安は動画を見て吹き飛びましたぜよ。ティーちゃんが喜んで遊ぶ姿が嬉しゅうて、何度も何度も繰り返し動画を見させてもろうたがです。
コメントする