まっこと(本当に)田舎者で、何も知らない事ばっかりながせよ。また、そう痛感してしまう事がありましたぜよ、それが浪人笠ながです。時代劇などで良く見かける笠なので、どこかで製作されているとは思いよりましたが、実際に日本のワラ職人さんが伝統を守りつつ、このような素晴らしい笠を編まれていることに感激するがです。
竹で言うたら時代劇の大作映画などにも、ずっと使われていたと言う網代編みの笠を作られていた職人さんが仕事ができなくなったりして、自分の近くでも昔ながらの優れた道具達が姿を消す事が多い中、突然手元に表れた浪人笠、これはインパクトありますぞね。
これは...と思い、いつも何故か車に乗せているオモチャの脇差しを前掛けに差して、足が向くのは高知市五台山は竹林寺。そもそも「竹林」という名前自体が竹虎と縁を感じるがですが、なんと日本唯一虎竹の命名の父でもある牧野富太郎博士の偉業を記念する牧野植物園がある場所でもあるがぜよ。
ところが......ぜよ、浪人笠ときたら、こちらも当然ありますろう?
聞くと、やっぱり、ありましたぞね。そう、虚無僧笠!!!
実は何を隠そう、こんな良いものが、この現代に作られゆうとは、全く知らなかったものですので、前には縦長の竹籠を頭に被って楽しむ(?)事もあったがぜよ。けんど、これからはそんな事もないにゃあ。
もう、自由にこの虚無僧笠で出かける事ができますちや。ああ、よかった、よかった。おっと、そうぜよ、あまりに嬉しくて忘れるところやったけれど、虚無僧と言うたら尺八がつきものぜよ。ちょうどアメリカで創作活動を続けられるレベンソンさんの尺八があるきに、これを持って行かねばなるまいにゃあ。(注:本当に出かける事はありません)
レベンソンさんはサンフランシスコ在住ながですが、毎年のように竹の仕入れに虎竹の里にお越しいただくがです。前回来られた時には工場で演奏もしてもろうたぜよ。今度の機会には虚無僧笠姿でお願いしてみたいにゃあ、ははは。
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