竹皮と言うのは、ご存じの通り筍の皮の事ですぞね。初めて聞かれる方はもしかしたらビックリされるかも知れませんけんど、竹は1日に何と120センチも伸びる事がある脅威の成長パワーをもった植物ぜよ。この不思議な生命力には昔の人々も注目しないはずが無くて、古くより神事などにも多用されてきたのは、こういう理由からながぞね。
まあ、それはさておいて、筍がドンドンと成長していく過程で竹皮を脱いでいきます。それを集めて天日干しし加工していくのがいわゆる竹皮で、天然の抗菌性、消臭性、通気性に優れている上に、以外かも知れませんけんど丈夫な素材なのでおにぎり弁当などを包むのには、こんなに良い素材は他にはありません。お若い皆様や、はじめての方などには「もしかしたら、難しいのでは?」そんな風に敬遠される方もおられるかも知れませんけんど、是非こちらの国産竹皮使い方をご覧くださいませ。本当に簡単で手軽だと言う事がお分かりいただけるハズぜよ。
乾燥させた竹皮はゴワゴワして硬そうな雰囲気です。けんど竹皮草履など編む時にも水に戻してから使いますが、まるで、しなやかな革かと思うような手触りぜよ。竹皮弁当に使う場合には、そこまで水に戻すことはせずに多少しなやかになる程度で十分なのです。
竹皮は縦に繊維が走っちょりますので、簡単に手で細く裂く事ができますちや。その細く裂いた竹皮を紐にして最後の仕上げには縛って頂きますと便利ですし、しかも見栄えも最高ぜよ。これも竹皮が強いので切れるような事もなくしっかり結べて、実際されると思うより意外と簡単やと思われますぞね。
天気の良い日など外でのお昼ご飯は気持ちがエイものです。はじめての方でも、まるで料理の達人のような演出ができる竹皮おにぎり弁当を取り出して、竹皮の紐をときます。そしたら美味しそうなオニギリがドン!これは楽しい一日が、さらに盛り上がる事は間違いないがです。もちろん、行楽や屋外の食事だけではなくて、繰り返して使える経済性もありますので、日頃のランチタイムに気分を変えてお使い頂くけますろう。
ずっと日本で愛されてきた竹皮弁当です。竹の出番が少なくなりつつある現代ではありますが、竹皮は高級ブランド牛や、特別な和菓子だけのものではありません。国産の本物こそ、ご自宅使いとしてご愛用いいただきたいと思っているのです。
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