自分が実際に見聞きしたものでなくとも、最初の出会いから何か違う物を感じる事は多いですろう。竹と日本人には、まさにそんな物が多いと思うがです。長い歴史と密接な関係があって、ここ数十年急速に竹が忘れられちゅうという話は何度もしよりますが、それでも忘れ去られていないところが、やっぱりあるはず。今回の竹ブローチでも、そんな事を多々感じよりますぞね。
そんな昔とはとても思えないのですが、何と60年前にデザインされ形や色合いを変えながら、ずっと作られ続けてきた竹ブローチです。斬新なデザインや繊細さから竹虎のお店でも大人気となっちょりました。昔の陳列ケースの主流は長さが180センチくらいのガラスケース。中には同じく透明感のあるガラスの棚が二段付いてましたが、その棚に所狭しと色とりどりのブローチが並んでいたのを覚えちゅうがです。当時は観光バスで一時期に沢山のお客様がご来店されよりましたが、ガラスケースの前には女性の方の人だかりがいつも出来ていました。しゃがんでケースをのぞき込む方、試しに付けて鏡の前に立つ方、まっこと賑やかかりし頃の事を懐かしく思い出しますぞね。
竹ブローチは、いえいえブローチだけでなく、当時は竹のネックレス、イヤリング、ベルトなど色々ありましたが、若かった頃の祖母や母、あるいは店員さん達も好んで付けちょりました。自分達には、そんな懐かしい思い出が一杯詰め込まれた品ですが、今まで知らなかった皆様や若い方には、もしかしたら全く新しい感覚でご覧いただけますろうか?それとも、レトロな雰囲気の中に日本人の美意識を感じてくれますろうか?
すでに沢山おられた職人さん達は高齢化されて、新しい製品作りは困難になっちゅう竹ブローチたちです。今回は、在庫限りで販売できない非売品を、それぞれ1名様に差し上げたいと思いプレゼント企画させてもらいよります。
一点限りのレアな竹ブローチプレゼント応募こちら
コメントする