職人さんが一本、一本真竹を縦に切っていますぞね。竹を割ったような性格と言う言葉を聞いた事があるかと思いますけんど、竹は縦にはパンッと音をたてて割れるほど割やすいものながです。けんど、こうやって縦に切っているのにはワケがあって、そのワケはどうやら切り方にあるようながです。
切り方というたら分かりづらいかも知れません。切る割合と言えば分かりますろう。実は丸い竹を単純に半分に切っているという事ではなく、一方を6、もう一方を4の比率に切りゆうがです。百聞は一見にしかずと言われますぞね。切り割して捨てられる素材をご覧になられたら、すぐにご理解してもらえるかと思うて写真を撮ってみたがぜよ。
実はこれが強力青竹踏み踏王(ふみお)くんが足にグイグイ効く秘密。普通の青竹踏みが太い孟宗竹を半割なのに対して、細めの真竹を6対4に加工しちょりますので竹の足当たりが、よりピンポイントに当たりますきに、こじゃんと効くがぜよ。青竹踏み初心者の方にはオススメできませんけんど、自分など昔からずっと愛用しよったら、普通の青竹踏みでは満足できなくなってくるがです。実は社員の中にも愛用者がおって、この踏王くんも社員のアイデアぞね。格別のイタキモ(痛いけれど気持ちいい)感を味わうがやったら絶対にこれぞね。
ただひとつ、ご覧になられて分かるように難点があるがです。それが普通の青竹踏みは一本の竹から2個できますが、この強力青竹踏みは一本の竹から1個しか製造できない事ながです。だから通常の青竹踏みより、ちっくとだけ値段が高いがぞね。けんど、それだけの価値は十二分にある大満足の踏み竹ちや。
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