「そろばんの玉みたいやろう?」階段の上に吊り下げられた竹照明は、玄関から見上げる分には気づきませんけんど二階に上がらせてもろうて横から目線を変えて拝見すると、ありゃあ、まっことぜよ。そろばんの玉に変わらんがちや、面白いもんやにゃあ。
職人さんを振り返ったらニコニコと満面の笑み。モノ作りをされる方は年齢に関係なく、こんな時には誰でも少年、少女のような顔になっちゃある。自分もつられて遠い昔の笑い顔になっちょりますろうか?
そろばんの玉型をメリハリの効いた印象にしちゅうのは、照明の胴部分と口部分にワンポイントで使われている虎竹ですぞね。まっこと少しの事ながですが違う色目の竹を使う事によって、全体の見栄えや高級感がまるで違うてくるがです。
別の場所にも、もう一つの竹照明が使われちょりました。白竹と虎竹を組み合わせて編まれていますが、年期がは入って竹の色合いが段々と良くなりゆう感じがエイがです。
竹と灯りというのは、つくづく相性がエイと思うがぜよ。日本人の感性にもピッタリ合うちゅうと言う事ですろうか?昔から竹は照明器具に、こじゃんと多用され、色々な形のものが作られてきたがですが、魅力は何というても、照明器具そのものの優しい光と影。そして、そろばんの玉型の竹照明のように、竹ヒゴが織りなす模様が天井や壁を飾ると、これが、たまらんほど美しいがです。
橙 返信
そろばんの玉型、面白いです。
こうしたデザイン凄く好きだなぁ~♪
私は自宅でパソコンばかりしていて
疲れると椅子の背もたれにのけぞって背伸びします。
そんな時にお洒落なデザインの照明器具が目に入ると
凄く癒されると思うんですね。
また隙間からこぼれる灯りが幻想的な空間を作って
くれるのでしょうね。
竹虎四代目 返信
橙様
竹の照明器具は、それ自体の編み込みや作りの素晴らしさ
そして、灯りがは入った時のやさしい雰囲気は
もちろん素晴らしいがですが
編み目から天井や壁に広がる竹の陰影が何とも言えませんぞね。