牧野植物園、100年の縁(えにし)

虎竹


昨日のブログでお話させていただきました。高知市、牧野植物園で始まりました五台山花絵巻。だんだんと暖かくなってくる季節にピッタリのイベントですぞね。けんど心安らぐ木々の緑や、うっとりしてしまいそうな美しい花々など、植物といえども生き物なので毎日の管理や成育状況には関わられゆう職員の皆さんは、さぞ心を砕かれゆうと思うのです。


椿の咲く鉢の下には虎竹をズラリと並べさせて頂いちょります。それぞれの竹をビス留めして固定しちゅうがですが、ふと見たら、ビスの頭には...何と虎竹模様のシールが貼られちゅうではないですか!?


虎竹シール


わざわざ虎竹が並んだ所を写真に撮って、コピー機で打ち出してビスの頭に貼り付けて頂いちゅうがです。これで虎竹の独特の虎模様も金属部分が見える事なく、自然に違和感なくご覧いただけるかと思います。


牧野植物園


けんど、まっこと、こんな細やかな所まで気使いして、来園されるお客様に心から楽しんでもらいたい。そんな一人一人の思いが集まって、この広い牧野植物園をこれだけ気持ちのエイ場所にしちゅうがですろう。


日本唯一虎斑竹


高知にしか成育しない土佐虎斑竹。牧野富太郎博士が命名してくださったのは、1916年(大正5年)だから、もう100年近くも前の事ながですぞね。そんな牧野博士ゆかりの植物園で沢山の方の目に触れる機会を頂き、不思議な、不思議な縁(えにし)、偶然とも思いよった事が実は必然で全てが繋がっちゅうように思えてくるがです。


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