竹夫人(竹婦人)をご存じですろうか?実は日本だけでなくアジア一帯で昔から広く愛用されてきた快眠グッズのひとつながですぞね。この画像は、その竹夫人の先端部分。竹をしっかりと編み込んじゅうのが分かるかと思いますぜよ。
さて、まっこと早いもので3月も今日で終わるがです。1月はいぬる、2月は逃げる、3月は去る等と言われますけんど、その通りながぜよ、2014年が始まったばかりと思いよったら、早くも明日から4月になるがです、けんど4月となれば、さすがの南国土佐でも、まだまだ寝苦しいとまでは行きませんが、そろそろ暑い季節の快眠対策を考えてもエイ頃ですろう。なにせ暑い季節は日中の体力消費が大きいがです。それでなくても夜はしっかり休んで力を蓄えちょかんとイカン。けんど6月、7月...梅雨の頃らあはムシムシして、ああ、、、考えただけでも汗がにじみそうやにゃあ。
今年のはじめにお伺いしちょりました山形で、竹に雪が降り積もる光景を拝見させていただきましたちや。真っ白い雪の世界に青々とした葉を繁らせる竹とのコントラストは、いつまでも眺めちょりたいほど美しいものやったです。竹と雪は結構似合いますちや、自分も大好きながぜよ。だから、寒い地方にも竹は沢山あると考えられちゅう方も、もしかしたら案外とおられるかも知れんがぞね。けんど、竹は南方系の植物で東南アジアらあにも多いがです。
高温多湿な地域で少しでも涼を求めたい。そんな先人の思いと知恵が生んだのが竹夫人(竹婦人)。身近にある竹を使うて抱き枕に編み込み使われてきたがです。日本でも扇風機やエアコンなどがなかった昔にはあったと聞く竹製品、なんとか復刻できないろうか?もう十数年前になるがですが試行錯誤しながら、何とか今の形の竹抱き枕を完成させる事ができましたぜよ。
今の時代は便利な電化製品もいっぱいありますけんど、節電の方やエアコンの冷えすぎに注意される方に、ちっくとづつ見直されてきちょります。竹の自然な涼味を活かした快眠グッス、職人も今から大忙しになりますぞね。