竹と和紙と灯りと

竹照明


日本の家は木と紙で出来ちゅうと言われます。最近ではもしかしたら障子の無い住宅というのもあるかも知れんにゃあ。けんど、自分の小さい頃にはどこの家にも障子は普通にあって、新しく建つ家にもアルミサッシの窓の内側にはやっぱり障子やった。いつの間にか障子はカーテンなどに変わってしもうちょりますが、長い日本人と木と紙の関係は人のどこかに染みついちゅうものですろう。こんな竹灯りを見かけると誰でも懐かしさや、どこかホッと心が安らぐ気持ち良さを感じるがではないろうか?


竹灯り


竹が、こじゃんと素晴らしい素材やといつもお話させて頂くのは、真っ直ぐに伸びる直線美としなる柔軟性の曲線美を両方持っていて、人の身近にあり、軽く、加工しやすいもっと言うたら伐っても伐っても毎年どんどん生えて、たったの3ヶ月で親竹と同じ大きさになると言う神秘的とも言える成長力です。だから、作り手の技量や感性によって実に様々な形の編み方や竹灯りの形などもあるがぜよ。けんど、それがどんな形であったにせよ初めて目にするモダンさを超えて、古里に帰ってきたような安堵感を誰もが持つのかも知れませんぞね。


それにしても、この大都会のビルの中に突然現れたような竹の館。壁面や仕切り等いたる所に竹編みが使われちょって、食事の前にこれほど楽しませていただけるお店はそうそうないがです。砂漠を行く旅人がオアイスを求めるように、田舎者の自分は人混みに疲れたら、又ここに足が向きそうやにゃあ。


コメント(2)

マール 返信

こんにちは、初めまして。
メルマガ見て飛んできました。

竹灯り、ほっとしますね。
素敵です☆
癒されますね。

また、お邪魔します。
頑張ってください。

竹虎四代目 返信

マール様

コメントありがとうございます!
ほのかな竹灯りを見たら温もりを感じますし
まっこと心安らぎますぞね
自分たちもこのような竹細工を皆様にお届けできるよう
頑張らんとイカンと思うがです。

ありがとうございます!

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