焼坂に登り無数に並ぶ竹林の間から朝日が差し込んできたり。ふと仰ぎ見る竹の葉から南国土佐特有の真っ青な空がのぞいたりしたらなんと綺麗ながやろうか...と何度見ても感激するがです。
竹に和紙を貼った照明は昔から多用されてきましたし、どうやら、竹と灯りというのは相性がこじゃんとエイようですちや。真っ直ぐな直線美としなやかな曲線美、この相反するような竹ならではの線が織りなす光と影。小さな花が集まって一つの丸い花となる紫陽花のようだ。ご覧になられたお客様がポツリと言われます。
ああ、まっことそんな見方もあるがやにゃあ。竹編みをした職人さんにそんな思いがあったかどうか、ちっくと分かりませんけんどこうした竹の市松模様のような角張った線も、それを取り巻く縁の優しく丸い形も、どっちも竹という事は間違いないがぜよ。
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