高知ベンチャーサミット(Venture Summit)とは一体何ながやろうか?初めて電話で聞いた時には何やら意味が分かりかねちょりましたぞね。けんど、まあ学生さんが中心になって頑張りゆうみたやし、パネラーで登壇する建匠の西村龍雄さんや、株式会社グラディアの森本麻紀さんを存知上げちょりましたので何やら面白そうやにゃあと思うてお話を伺う事にしたがです。
いやいや、そしたら会社に来られた学生さん達の胸を張って話す態度や、イベントの内容がまっこと、しっかりしちょります。このまま社会人になって、どこかの営業に行ったらトップセールスマンになるがやないろうか!?そんな、しっかりしたトークに感服してしもうて、こりゃあ、こんな学生さんが集まるイベントやったら自分から参加したいにゃあ。そう思うて、二つ返事で快諾させて頂いたがぜよ。
後で届けていただいたパンフレットを拝見させて頂いたら、何と尾崎高知県知事まで来られる予定になっちょります。考えたら一昨年に自分達の勉強会の挨拶にお越し願うてからいっつも行き違いで会う機会もありませんでしたきに、こりゃあ楽しみやと思いよりましたが、お忙しい知事が良く来て頂けるようになりましたね?と訪ねると、
「兎に角、知事室へ押しかけて押しに押しました」
すごい...何と言う行動力ですろうか。まっこと自分の学生の頃が恥ずかしゅうなったがです。若い学生さんたちの熱意のせいですろう。そして、次の世代への期待を込められちょったがですろう。尾崎知事の挨拶も、こじゃんと熱のこもった素晴らしいものやったがです。
サムライインキュベートの榊原健太郎さんは、正直存知上げちょりませんでしたけんど自分の志で全国を回り起業家を応援されていう話しには心を打つものがあったがです。起業家を目指してプレゼンする学生さんへのコメントも、さすが長い間いろいろなビジネスの立ち上げに関わった方ならではの鋭く、的確なご意見がありましたぞね。まっこと自分の知らない事というのは面白いものですにゃあ。
今回、この高知ベンチャーサミットにパネラーとして参加させていただいて、若い学生さんたちを見る目が変わりましたぜよ。実は、高知の大学には何度か講演にお伺いさせていただいた事がありますけんど、今まで、こんな風に何かに真剣に取り組む学生さんたちを、まっこと知りませんでしたちや、会うた事がなかったがです。
実行委員長をされた森光さんは同じ須崎市出身ですし、また、まだ大学1回生という事もあり関心をもって拝見させてもらいよりましたが、他の学生さんたちも、一言で言うたら人間力言いますろうか。自分をしっかり持って、やりたい事が決まっちゅう。あるいは、人の役の立ち方を知りたいと思いゆう。凄いとしか言いようがなかったです、圧倒されましたぜよ。プレゼンの最後で司会者の学生さんから、
「飛び入りで何か発表されたい方はおられませんか?」
そんな問いかけに瞬時に真っ直ぐの手が何人もあがります。経営者の勉強会でも、何かありませんかと聞いても誰も他人事にように思うて動く事がない事もあるのに、ここに集まっちゅう学生さん達はどうですろろうか?自分が、このやる気を見習わせてもらいたいですちや。
最後の締めの挨拶で、飛び入りで登壇された学生さんに前に来てもらいましたぜよ。この方たちの数年後を思いながら、竹虎ももっと頑張らんとイカンと胸に誓うちょります。