別誂えの竹籠が編めませんか?とお問い合わせ頂きましたぞね。竹細工の場合は電話では、もちろん画像などでもなかなかどんな籠か分かりづらい事が多いので、一番確実なのは、現品をお送り頂く事ながです。その籠を叩き台にして同じ籠を編む事も検討できますし、違う籠に仕立てる事もできますろう。
まったく同じものが出来あがる事ばかりではないのですが、今度の竹籠もまずまずの編み上がり。お客様にはご満足いただけるのではないかと思うちょります。けんど、この青々した青年のような籠。長年働いて定年前の白髪頭のような籠。何年も働いて形もゆがんでいますが、やっぱり仕事をした籠というのは雰囲気ありますちや。確かに青い籠は見た目には綺麗かも知れんけんど、まだまだ、ただの籠という気がしますぞね。これから本物への道のりが始まるがぜよ。
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