竹は衣食住に深く関わって、衣類にもなるし、食べられるし、住宅でも役立つ、まっことスーパー素材ながですけんどそれだけではないがぜよ。たとえば虫の音を聞きながら散歩する夜。月明かりに照らされた竹林の美しさにふと立ち止まることがありますちや。竹はその姿形でも人の心に安らぎと癒しを与えてくれるがです。
自然界では、こうやって下から灯りが入るという事はあまりないことではありますが、この竹のライトアップにも、心奪われましたぞね。何とも幻想的で、竹が話しかけてくるようでもあります。コンクリートジャングルの中にあるまさに都会の夜のオアシスやちや。
里山では今、竹林を手入れする手がなくなりましたきに、生命力の強い竹がドンドン拡大して、ちっくと困り者のように扱われちょります。そこでボランティアの方々が竹林の手入れをするがですが、伐り倒した竹の活用方法として「竹灯り」があって、全国各地で何カ所も開催されゆうようですちや。
竹灯りは筒状になった竹の中に蝋燭の火を灯します。これも何百、何千、何万と集まると壮観ぜよ。どこか別の世界に迷い込んだようなそんな気分にもなったりしますぞね。
竹のライトアップも竹灯りもどちらも同じ竹を使った明かりの演出で、それぞれの竹の表情やき甲乙つけがたくはありますが、静かに話しかけてくる竹灯りに対して時には葉をゆらし、身体をくねらせアピールする、生きた竹が輝いちゅう方が、ちっくと好きかにゃあ。
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