自分の小さい頃には、ブーメランはもっとメジャーな玩具でしたちや。毎週楽しみにしちょったテレビ番組で主人公が使いよりましたし、人気歌手の西城秀樹が「ブーメランストリート」と言う唄を歌いよった。そう言えば、ちっくと前は、もの真似で良く歌いよったちや。
ブーメランは広い空き地が必要ですきに、最近、あまり見かけないと言うのは凧と同じように遊ぶ場所がなくなった事もひとつあるかも知れんにゃあ。まあ、それはさておき、ブーメランの大きな特徴は何と言うてもUの字型の形。だから、このUの字型の竹細工を見た時はすぐにブーメランを思いだしたがですぞね。
「ブーメランみたいな形やにゃあ...」
人の頭脳は面白いもので、一度ブーメランと思いこんだら違うと分かっちょっても、どうもそれ以外の使い方が考えにくくなってしまいますちや。
一体何やろうか?
ずっと考えよりましたら、この竹細工を製作した職人さんが教えてくれたがぜよ。なんじゃあ、コロンブスの卵とは、こんな事を言うがやろうか。そうかえ、ペン立かえ、まっこと、聞くと何ちゃあないですちや。
何本か差して使うてみましたぞね。ああ、なるほど確かにこうやって使うとエイ感じぜよ。机にひとつ置いたら、こりゃあたまげた(ビックリ)。目の前の景色がガラリと変わったにゃあ、想像以上ちや。
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