暑い夏はまだまだ終わりそうにありませんけんど、このカンカン照りの季節が過ぎて学校で二学期がはじまり、ちっくと涼しくなってきたら学生の皆さんにとったら秋の学校行事の一大イベントは何と言うたち運動会ではないですろうか?
そんな運動会などで、玉入れ競技に使われよります玉入れかごと言うたら皆様すぐに、どんな籠かだいたいの想像がつくかと思うがです。丸く、ズンドウ型をした円柱形の竹籠ぞね。もちろん玉入れだけに使われゆうワケではなくて、物入れやとして使うて頂いたたり、背負い紐を取り付けて背負い籠になったりしゆうがです。
ひょっとして、前にもお話させていただいた事がありますろうか?この玉入れ籠の口部分が傷んで修理をしたがですが、何も言わずに職人に渡しちょったと思います。そしたら、出来上がったら元々普通の竹で仕上げていた口部分が、ありゃあ!?日本唯一の虎竹になっちょります。
虎竹は、ここ虎竹の里でしか成育しない竹やき、当然他の真竹や孟宗竹など竹素材と比べたら価格も高いがです。それなのに古くなった竹籠の修理にこうやって虎斑竹(とらふだけ)を使うてしまうとは。まっこと、さすがに虎竹の里やちや。改めて感心してしまうがぞね。
コメントする