自分は、あまりテレビは観ない方ながですが、楽しみにしちゅう番組のひとつにNHKで放送されよります「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」があるがです。毎週日曜日にやりよりますけんど、国内外問わず、実に色々な動物の生態を分かりやすく、そしてよくこんな映像が撮れるにゃあと感心してしまうくらい詳しく鮮明に、まっこと楽しく拝見させていもらいよりますぞね。
前回の番組に取り上げられちょったのは、海のギャングとも、スーパー怪魚とも言われる、あのウツボ。高知県ではウツボのタタキが郷土料理となっていて、宴席では定番となっちょります皿鉢料理などでは大きなお皿にタップリ盛り付けられて出てきますし、そうでなくても、アチコチの居酒屋さんなどではごくごく普通のメニューとして食されちょります。
そんなワケで、ちっくと親近感のある生き物やったがですが、その海の中での暮らしぶりは、ほとんど知らない事ばっかりやったです。一番、驚いたのは食べ物を求めて磯にあがって来た時です。皮膚が厚く丈夫で皮膚呼吸できる関係で、身体が濡れていれさえすれば何と30分くらいは平気と言いよりましたちや。潮が引いた時に磯に取り残された小魚などを狙うそうながです。まっこと知らんかったちや。磯を歩きよって、あのちょっとグロテスクなウツボがニョロニョロしよったら...、イカン、イカン、想像しただけで腰ぬかすかもやにゃあ。そして、あだ名の通り海の中では食物連鎖の頂点に君臨しちょります。結構な強敵と思いよりましたタコなども一撃。まっこと、怖い者知らずの暴れん坊という見た目通りの魚やったがです。
けんど、この長い形をした竹籠を知っちょりますか?
そうですちや、その暴れん坊を捕まえるウツボ籠ながですちや。海の中では、いくら恐がられちゅっても、この竹籠には降参するしかないがやきに。おっと、そう考えたら、ニコニコと優しそうな顔して職人が手にしちょりますけんど、こじゃんと(とても)怖い、秘密兵器という事になりそうぜよ。
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