せっかくお客様が竹虎のお店にご来店いただいても、自分は山にも行くし職人さんのところなど現場がほとんどですきに、お会いさせていただく事はあまりないがです。もちろん、「心」はいつもお店と共にありますけんど、なかなか形として見て頂く事は出来ませんぞね。そこで、実際に形に見えるものを作る事にしたがです。
実は、これは先日取材にお越しになられちょった記者の方からのある言葉がヒントになりました。まっこと、不思議なものです、全く違うお話をさせて頂きよったはずなのにちょっとした話から今までグルグル回りよったある回路と回路が、ピピッとつながったような気がしたがです。それで、その日のうちに決めてしもうて、あれよ、あれよという間に、こんな立て看板が出来あがったという訳ぞね。確かに、自分が発注したのは間違いありませんけんど、何やら自分にしたら誰かに「やらされた」感があるきに、まっこと可笑しなものですちや。
けんど、出来上がってきた看板を見せていただいたら、まっこと、良く出来ちょりますちや。虎竹の里のような田舎におったら分かりませんでしたけんど、こんなモノが作れるとは時代は日々進化しよりますぞね。
勝手に、そのまんまですが名前まで付けましたけんど、「竹虎四代目くん」は2つお願いして製作しちょります。ひとつは、普通に立っているタイプ。それと、もうひとつは竹虎前掛けショルダーバックを提げて顔抜きになっちゅうタイプながです。顔抜き言うたら、あの観光地によくある顔を入れて写真撮れる、あれです。まさか、竹虎四代目になった気分で写真撮られたい言う方もおられませんろうけんど、まあ、せっかくのついでですきにススメられるまま作りましたぞね。
届いたら、やっぱりまず、この顔抜き看板を使わんとイカンろう。そう思うて社員と一緒に試しに写真を撮ってみたら、これが結構楽しいがやきに、こりゃあ、エイ、自分が一番楽しいちや。まあ、そんなのどかな虎竹の里の一日です。
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