竹のトランク

竹トランク


大好きな映画に「男はつらいよ」がありますぞね。知らない方はいないのでは?と言うような国民的な映画ではないかと思いますけんど、主人公の寅さんが、いつも旅に持ち歩きよりましたのが革のトランク。


実は学生の頃には、このトランクに憧れて町の骨董品店や屋外の骨董市のイベントを回ったりしちょりました。けんど、たまに見かけても気に入らなかったり、エイと思うて思わず手にとってみたものは、ちっくと予算オーバーでやったりしてとうとう購入する事がなかった覚えがるあのです。


そして、時は流れて現在となっちょりますが、革のトランクを手にできなかった自分の前に現れた。竹職人が遊び心と工夫で製作したのトランク。これが渋いがぜよ。角張った形、頑丈そうなボディ、持ち手。大きさが、もうちっくと大きくてもと思いますけんど、それは贅沢というものやちや。竹の材料と強度を考えたら、最大級と言えますろう。


さてさて、こんな凄いトランクが来ましたきに、今度のお休みには作務衣に竹帽子、足元は竹皮男下駄。手には、このトランクで決めて歩きたいにゃあ。こりゃあ、もしかしたら、あの寅さんも暑い夏場は涼しげに、こんな竹トランク持ちたかったがではないですろうか?そんな事を勝手に思いながらニヤニヤしちょりますぞね。


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