竹虎の前掛けを作って以来、あちこちのお客様からボチボチとお問い合わせを頂くがです。まっこと、嬉しゅうに思いよりますけんど自分達にしたら仕事の道具のひとつですきに、分けて欲しいと言われましてもなかなか首をタテに振ることはできんにゃあと思うてきたがです。
けんど、本当に沢山の方から言うていただきますし、自分達のような田舎の小さい竹屋にこうやって言うていただくのはきっと日本唯一の虎竹を応援してくれちゅう事やろうし、そんなご要望にも少しはお応えさせていただく事も大事かも知れん。そうやって考え直して限定ではありますが、お客様分の前掛けとして、ちっくと製造する事にしたがです。ただ、全く同じものを作るいうのも面白くないですき、何かないだろうか?あれこれ考えて、人に相談させてもろうたら、
「通し番号でも入れたら、どうぜよ?」
まっことエイ、アイデアを頂戴しましたので、今回、作らせて頂く前掛けには向かって右側下に金色の糸でシリアルナンバーを入れる事にしましたぞね。001番、002番、003番と通し番号を入れていくがです。けんど、「001」からお客様にお分けするワケではありませんぞね。
「001」初代宇三郎
「002」祖父二代目義治
「003」父三代目義継の分
四代目の自分には「004」
とナンバリングされた前掛けをいただくがです。どこに、どんな大きさで刺繍するか、これが結構難しいけんどお客様にお分けするのは「005」から。
「ええっ?どこで買うことができる?」
いやいや、まっこと嬉しいご質問ですちや。実はこの竹虎前掛けはフェイスブックの日本唯一虎竹部という倶楽部があるがです。現在310名様をこえる部員の方にご参加いただいちょりますが、ここの部員の方にだけ、ご案内させてもらいよります。今はご購入できませんけんど、又こんな機会があるかも知れませんので、ご関心のある方おられましたらよかったらコチラで入部しちょってください。
日本唯一虎竹部。
さて、前掛けですが、お届けさせていただきましても日常につけて街を歩く事は自分でもない限りせんですろうけんど、いつかどこかの街で前掛けをして頂いちゅう方に出会えたらどんなに嬉しいろうか?想像してみるがぞね。
tannkobugonnta 返信
この前掛けかっこいいですね。
わたしもほしいです。
その昔、出稼ぎで酒屋さんへ行っていた人が、このような前掛けをもらって戻ってこられたのを見たような気がします。
竹虎四代目 返信
tannkobugonnta様
前掛けは小さい頃から身近なものでした
工場に行くと大体の職人さんは前掛けされちょりましたぞね
そんな前掛けをこうやって改めて皆様にご好評いただくと
本当にうれしく思いよります
ありがとうございます!