足半草履がテレビで紹介されていたと聞いて驚いちょります。そもそも足半と書いて何と読みますろうか?ご存じない方には、ちっくと難しい読みではないかと思います。
正解は「あしなか」と読むのですが、古くは戦国時代に織田信長が戦功のあった部下の武将に授けたという話から、84パーセントが森林という日本一の森林県である地元高知では山間部が多く、傾斜面での農作業などが多かったので、この足先だけにひっかけるように履いて足の指で地面をしっかりと掴んで歩ける足半は、毎日の仕事や暮らしの中で日常的に使われちょった履き物やったそうです。そういう、地元の古老が話す、ほんの数十年前の事まで足半については色々とお話があるがですが、どうも古くささをと言うか、昔の日本の事という感が否めないがぞね。
しかし、そんな足半が、ゴールデンタイムのテレビ番組でスポットライトを浴びちゅう。しかも、かっての足半ユーザーとは少々違う方々がお使いのようぜよ。有名なモデルさんが愛用されゆうと言う事も聞きますし、ご愛用いただく皆様も、ほとんどが都会に暮らす若い女性方々ちや。都会には山や急斜面は、あんまり無いハズやのに、どうしてですろうか?
もちろん、お仕事や、休日のお出かけでは、お洒落なハイヒールを履かれたりするのですがご自宅に帰ったら、美脚に効果があるという足半なのだそうぜよ。ご使用頂く生活シーンや、お客様には違いがあれどもずっと長い間、愛され続けている竹虎の足半は、竹皮から藁まで地元の素材にこだわって昔ながらの職人の手作りで一足、一足仕上げていきよります。まあ、何ちゃあない、コツコツ、今までやり続けてきたようにこれからも、コツコツぜよ、そう思うちゅうがです。
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