竹は成長が早く、真っ直ぐな素材であったり、中が空洞であり、しなりがあるなど実に様々な竹特有の性質があるがです。木でも草でもない...と何かで読んだ事もありますけんど、竹は竹であり、竹にしかできない素晴らしい役割があるがですろう。虎竹林の見学に来られる方に、よくお聞きましすが、竹の事はもちろん知っているし、竹林を眺めることはあるけれど実際に意識して見たり、触ったりされた方はあまりおられません。
けんど、そんな多くの方にとっても、竹の節というのは竹の外見上の一番の特徴ではないかと思うがです。極上竹カレースプーンは、いろいろある竹のスプーンの中でも竹を厳選し、熟練の技で製造された群を抜く一本ながです。
「極上」の文字に偽りなしですけんど、この竹カレースプーンに節を残して加工した試作をしてみましたぞね。自分たちからしたら竹の繊維の流れや質感で、木や他の自然素材のスプーンとはまったく違うというのが一目瞭然ながですが。もしかしたら一般の方のなかには、節があって初めて竹という素材を強く認識していただけるかも知れません。また、竹節がちょうど格好のエイ、アクセントにもなってから、思うたより数段素晴らしい出来映えとなった気がしよります。お客様の声を参考にさせていただきましたけんど、まっこと自分たちだけでは考え付かないことにもチャレンジする事を忘れたらイカンがです。
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